群馬交響楽団

Gunma Symphony Orchestra

 1945 年、戦後の荒廃のなかで文化を通した復興を目指して「高崎市民オーケストラ」が創設され、翌年「群馬フィルハーモニーオーケストラ」、1963 年に「群馬交響楽団」と改称して現在に至る。2013 年には公益財団法人に移行した。
 1955 年、「群響」をモデルに制作された映画「ここに泉あり」が公開され、全国的に注目を集め、翌年には文部省により群馬県が全国初の「音楽モデル県」に指定された。さらに1961 年、市民の全面的な支援を受けて高崎市に群馬音楽センターが建設され、これを拠点としてさらに幅広い活動が展開された。また、1947 年5 月に始めた移動音楽教室では、2023 年度までに延べ650 万人以上の児童・生徒が鑑賞しているのをはじめ、1982 年からは高校音楽教室が開催されるなど、県内各地での演奏活動の展開により、群馬県の文化の象徴として県民から幅広く支持されている。
 1994 年には「プラハの春国際音楽祭」、「ウィーン芸術週間」から同時に招待を受け、音楽監督・高関健指揮のもと4か国を巡る海外公演を実現。翌年の創立50 周年には東京および群馬県内各地でベートーヴェン交響曲連続演奏会を行ったほか、50 周年記念委嘱作品《オーケストラのための遠景Ⅱ》(細川俊夫作曲)を東京・群馬で初演し、高い評価を得た。
 2003 年5 月には第400 回定期演奏会を迎えるとともに、同年10 月にはNHKテレビ番組「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」で楽団の草創期が紹介され、全国から注目された。2024 年に定期演奏会が600 回を数え、2025 年には創立80 周年を迎えた。また、本拠地を「群馬音楽センター」から2019 年9 月に開館した「高崎芸術劇場」に移し、2023年4 月に就任した飯森範親常任指揮者のもと、定期演奏会、移動音楽教室をはじめ幅広い音楽活動を展開している。