読売日本交響楽団は1962年、オーケストラ音楽の振興と普及のために読売新聞社、日本テレビ放送網、読売テレビのグループ3社を母体に設立された。翌63年にはハチャトゥリアンの指揮、コーガンのヴァイオリン独奏で公演を行い、65年にはブリテン《戦争レクイエム》を日本初演するなど、設立当初から話題を呼んだ。
歴代常任指揮者には、若杉弘、レークナー、フリューベック・デ・ブルゴス、アルブレヒト、スクロヴァチェフスキら世界的指揮者が並び、現在はヴァイグレが常任指揮者を務めている。現在の指揮者陣には、首席客演指揮者のユライ・ヴァルチュハ、指揮者/クリエイティヴ・パートナーの鈴木優人、桂冠指揮者のカンブルラン、名誉客演指揮者の尾高忠明、特別客演指揮者の小林研一郎が名を連ねている。
創立以来、ハチャトゥリアン、ストコフスキー、オッテルロー、ヴァント、クルト・ザンデルリンク、クルト・マズア、チェリビダッケ、マゼール、ロジェストヴェンスキー、テミルカーノフら巨匠を招くとともに、ルービンシュタイン、リヒテル、アルゲリッチ、ヨーヨー・マ、クレーメル、ポゴレリッチらソリストと共演を重ねてきた。
文化庁芸術祭賞、芸術祭優秀賞、ミュージック・ペンクラブ音楽賞など受賞歴多数。2013年の「第九」特別演奏会には、現上皇、上皇后両陛下の御臨席を賜った。
現在、名誉顧問に高円宮妃久子殿下をお迎えし、赤坂のサントリーホールや事業提携を結んでいる池袋の東京芸術劇場などで充実した内容の演奏会を多数開催している。24年10月には、ヴァイグレの指揮で欧州ツアーを成功させた。
17年11月にはカンブルランの指揮によるメシアンの歌劇《アッシジの聖フランチェスコ》(全曲日本初演)が好評を博し、サントリー音楽賞などを受賞。22年12月には文化庁芸術祭大賞を受賞。25年3月にはヴァイグレの指揮でベルクの歌劇《ヴォツェック》を演奏し、同公演が高く評価されて25年7月に三菱UFJ信託音楽賞を受賞した。
社会貢献活動として、公益財団法人「正力厚生会」のがん患者助成事業に協力する「ハートフル・コンサート」や小中学校での「フレンドシップ・コンサート」などを開催し、音楽文化のすそ野拡大にも地道な努力を続けている。
演奏会などの様子は日本テレビ「読響 粗品と絶品クラシック」で放送されている。